2016年1月15日金曜日

HIKAKIN & SEIKIN / YouTubeテーマソング



先日、スタビーでマスタリングを担当しました。


HIKAKIN & SEIKIN / YouTubeテーマソング








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スタビーマスタリング
http://www.stubbierecords.com/mastering/

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2016年1月10日日曜日

ミックスの落とし穴

今月はけっこうたくさんのマスタリングをやらせていただきまして、ミックスの仕上げで気づいた点があるので、ここに残しておきます。




ミックスのバランスをとる時、皆さんはマスターフェーダーの位置は、どこにおいてやっていますか?

ミッ クスをやっていると、ありがちなやり方として、各トラックのフェーダーでバランスをとっていると、マスター出力部分で赤ランプが付いてしまい、それで、マ スターフェーダーをどんどん下げて帳尻を合わせていくという流れ。結果、各トラックのフェーダーは上がり、マスターフェーダーは下がっていくという。


自分でも実際に試して比較してみたのですが、これ、ぜったいにやめた方が良いです。


上記のようにやると、ソフトの表示上は赤ランプなど付かず、いっけん平和に見えますが、おそらく、マスターフェーダーに入る手前で、音が飽和しているためか、じつはサウンドがどんどん詰まってきてしまっています。

結果、余計なEQやコンプ処理とかが増えてくるので、サウンドが濁ってくるんですね。

(検証していないのでなんともいえませんが、同じようなことが、各トラックをグループでまとめる際も言えるかもしれません。)

マスタリングをやるときに、音圧やEQバランスを取りにくい音源がたまにあったりするのですが、じつは上記のようなケースが多かったりします。

基本は、マスターフェーダーはゼロの位置で固定。で、各楽器のフェーダーを下げて、マスター出力の赤ランプが付かないように、バランスをとるようにしましょう。

マ スターを下げてバランスとったものと、マスターをゼロの位置で各トラックのフェーダーを下げてバランスとった音源を比較してみると分かるのですが、マス ターを下げてバランスとった音源は、中高域に音が詰まってしまって、広がりや奥行き感が無くなっていって、低域のボトム感も少なくなってしまいます。

逆に、マスターをゼロの位置でバランスとったものは、低域から高域までのEQバランスも良く、マスタリングの際もたいへん扱いやすいサウンドに仕上がることが多いです。


これ、サウンドの仕上がりにすごい差がでますので、心当たりのある方は、ぜひ試して比較してみてください。


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スタビーマスタリング
http://www.stubbierecords.com/mastering/
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